豆腐小僧 | 京極夏彦 | 講談社 |
【00200】2004/05/01 じゃ〜〜ん!新シリーズ登場!妖怪の存在意義を問う豆腐小僧( ̄m ̄〃)ぷぷっ! 今回のシリーズは完全に喜劇仕立てでございますわ〜♪ 本の大きさからして違うの真四角(爆)通常よりも高さが無いんですね 相変わらず厚みはありますけど^^; 豆腐小僧=紅葉豆腐の載った盆を持ち・傘を被り・舌を出し=頭のしょうしょう大きめな無害な少年妖怪 って・・いてもいなくってもいいじゃん的な妖怪がアイデンティーを求めてフラフラと(何も深く考えずに)旅をするというなんとも風変わりな物語 しかし・・この小僧が人間界の争いやアワヤ妖怪戦争か!を解決してしまうのですよ ってわけで、マタマタ楽しみなシリーズが出来てしまったという事ですね(^ー^)v |
仮面劇場の殺人 | ディクスン・カー | 訳・田口俊樹 創元推理文庫 |
【00199】2004/05/01 あの、カーの作品!大女優が所有する劇場の 木市(←すんまそ・・一文字で表示しようとするとテキストファイルでは
文字が表示できないと出てしまいます(;ノ・・))落としの前日通し稽古を見学していたその大女優が石弓によって殺されてしまう はたして犯人は誰なのか、その殺人方法はっていうことなんだけど今風のテンポの速い小説に慣れた人には進行が 遅くって飽きちゃうんじゃないかと・・アハハハ843がそうだったからねヾ(▼▼;)古典必ずしも名作にあらず・・ってかm(_ _)m |
バーティミアス サルカマンドの秘宝 |
ジョナサン・ストラウド | 訳・金原瑞人/松山美保 理論社 |
【00198】2004/04/25 某魔法使い少年に対抗する問題作・・なんて書きませんよ( ̄m ̄〃)ぷぷっ! 全然違うんだもんねこれが・・ヒーローの少年ていうのが根性のチョッとひねくれた魔法使い見習いで その少年が使役するのがバーティミアスという悪魔(本人は妖霊と呼んで欲しいらしい) 様様な駆け引きの後に文句を言いつつもバーティミアスが少年を助けて・・・なぁんと要領のいい見習い少年が 悪い魔法使いをやっつけて英雄になっちゃうという物語なのです・・た・楽しい! しかし・・ |
後巷説百物語 | 京極夏彦 | 角川書店 |
【00197】2004/01/18 やりました♪(*≧m≦)ぐふ♪・・読み終えた次の日に直木賞受賞です〜♪ 維新後10年江戸改め東京は薬研堀・・そこに住む山岡百介・・年は80歳にならんとする そうなのよね・・あの・・百介が翁となって若い者に諭し語る又市との物語・・全6話 843勿体無い勿体無いと思いながらも読むことが止められなくって・・・779ページを4日で読みきってしまいました。 百介と一緒に住んでいる娘はいったい誰なのか?それは一番最後の『風の神』で判明 又市にお銀に・・・百介に会えるのはコレが最後・・何故って・・時は流れているのです・・ご堪能あれ(⌒^⌒)b |
姉飼 | 遠藤徹 | 角川書店 |
【00196】2004/01/18 いや〜〜不気味でした・・・もう初めての感覚・・この世界観って何!!! ドコゾの野原に『姉』という生き物がいてそれを串に刺して夜店で売る・・読み始めて何コレって(_△_; 主人公のいる村の名前が 『祠部矢シブヤ』他にも『海老巣エビス』『葉等熟ハラジュク』『夜余木ヨヨギ』そしてこの日主人公が始めて 『姉』を見たのは『脂祭り』の夜 乱杭歯で長い爪を振り回して見物人を威嚇する『姉』・・・もちろんその後にもお話は続いていくんだけど最初の10ページを読んだだけど クラクラ眩暈がしてきちゃう 後半に行けば行くほど平凡に・・・でもスルリと抜け出したような恐怖は・・後味がもの凄く悪いっす そうそう、これは短編なんで他の遠藤氏の作品も収録されているんだけど比べ物にならないっす(-_-;) |
成りすまし | 柊治郎 | TOKUMA NOVELS |
【00195】2004/01/18 帯の威勢がよいのよね。元公安の書いた中高年に活力を与える本だと・・
その気になって開いてみれば、タイムリーな話題で確かにテンポも速いんだけど校正ちゃんとしていないなって感じ(=`´=)
途中の文章で人数間違ってるしね〜リップサービス過剰本ってとこかな 内容は、今話題の国『○朝鮮民主主義人民共和国』(←ちゃんと言わなくって某所で問題になったっしょ)が日本へスパイを送り込んで きている、しかも長期にわたって潜伏し日本人成りすまして重要ポストを獲得している(これって周知の事実っていう人も本当にいるよね) 些細な事からある人物のその秘密に気付いた元公安の退職捜査官たちが、虎の子の年金や蓄えを軍資金に殲滅に乗り出すって話 事件を無事解決したこのロートル集団は今後も活躍するそう・・・お気をつけてm(_ _)m |
虚空の逆マトリックス | 森博嗣 | 講談社NOVELS |
【00194】2004/01/18 今回の短編集はお馴染みさんも出てくるけど(萌ちゃん健在)それ以外の物もとっても良いの 特に『不良探偵』が良かったな・・託す託されるって事の重みが伝わってきて・・ 何処となく無機質な感じがする森氏の別の面を垣間見たみたいで心がほんわか〜決して笑える結末ではないんだけどね(-。-) |
鉤爪プレイバック | エリック・ガルシア | 訳・酒井昭伸 ヴィレッジブックス |
【00193】2004/01/18 待ってたのよね最新作を〜♪ でもちょっとガッカリかな・・前作のような面白さが無いの 『祖竜協会(恐竜は恐竜に帰れ!叫んで何故いけない!(爆)』と言う危ない集団に挑む恐竜探偵 活躍するんだけどなんか物足りない、恐竜達の出演が多くなった分それぞれの性格付けに無理が生じた感じが・・と・人間をもっと出せ!!( ̄m ̄〃)ぷぷっ! やっぱキャストは絞り込んだ方がいいよね・・・次回作に期待っす |
ダブル・ビジョン | 林巧 | 角川文庫 |
【00192】2004/01/18 これは台湾・香港・アメリカの共同制作の映画ダブルビジョンの脚本を元に作られた物語です。 面白いかと問われれば・・・(-_-;)・・・かな・・オカルトと言っていいのかサイコと言っていいのか 謎の細菌が見つかった変死体についての説明が中途半端だし、一つの目の中に2つの瞳を持つ者についての説明も中途半端 映像で見せる分には誤魔化せるんだろうけど文章にしちゃうと全然説得力が無いのよね まぁ、変死体のほうだけは妙にユニークだったけどε〜( ̄、 ̄;) |
陰摩羅鬼の瑕 | 京極夏彦 | 講談社NOVELS |
【00191】2004/01/18 今回の語り部もまた関口です・・そして引っ掻き回し役はやはり榎木津(((爆))) ・と・ある洋館『鳥の城』過去4度花嫁を式の翌朝に殺害されてしまった当主(伯爵)が5番目の妻を娶る事になり、榎木津に警護を 依頼したことから始まる摩訶不思議な世界 使用人と、剥製の鳥しか住んでいない洋館の中で育った伯爵・・書物の中のみで知る外の世界・・そこに出来てしまった瑕とは 「否−誰にも会わなかったからこそ判ったのかな」とは中禅寺の謎解きの場に居合わせて元刑事の弁 ・・・・あちら側にあるのが『鳥の城』なのです・・・・・ |
死者を起せ | フレッド・ヴァルガス | 訳・藤田真利子 創元推理文庫 |
【00190】2004/01/18 面白かったよ〜〜〜♪ 中世専門の歴史学者マルク・先史自体専門の歴史学者マティアス・
第一次世界大戦専門の歴史学者リシュアン そして元刑事のアルマン そろいもそろって失業中(爆) が、なけなしのお金を出し合って住む事にした(マルクの伯父のアルマンは居候( ̄m ̄〃)!)建物・・ その側に住む元オペラ歌手の老婦人が行方不明になって・・・・ 一本の木から始まる謎解きは帰結もまた・・・人生の転機が何処にあるかなんて誰にも解らないでしょ 自分はまったく知らないのに相手は何十年も前の事を恨みに思っているなんて・・それこそね(-_-;) |
ゾアハンター | 大迫純一 | ハルキノベルス |
【00189】2004/01/18 淒〜〜いのです出だし、バトルサーキット(一輪車のオートバイで行なうの!)ってゲームが(爆) そして初戦で優勝した主人公の黒川丈(出来すぎな名前?)・・その日限り伝説になってしまう・・・ そして・・サイボーグ黒川丈の誕生!!環境が劣悪な場所で生存できる人類を創造する過程で出来てしまった怪人『ゾーン』のハンターとして しての再生 まぁ其の後は普通のSFポイ恋愛と真の悪人の成敗・なんだけど・ラスト少し前に『え!』って仕掛けが 読んでスカットすること請け合いの小説ですよ〜♪ |
輝く日の宮 | 丸谷才一 | 講談社 |
【00188】2004/01/18 物語の中に物語在りきなのかと思ったんだけど読み進んでみれば・・・( ̄~ ̄;) 内容っすか・・・うぅんと高校生時代に書いた大正ロマン口調の主人公の小説で幕明け・・其の後はキャリアを狙う主人公の偉い女性(将来どこかの大学教授) がどんなに素晴らしいかのオンパレード まぁ・・本題は源氏物語の最後の卷であると言われている『輝く日の宮』の存在・・在るのか無いのか・・後半の方はちょっと妖しの香りが 充満してくるけど( ̄m ̄〃)ぷぷっ! |
式の密室 | 高田崇史 | 講談社NOVELS |
【00187】2004/01/17 【QEDシリーズ】じゃ〜〜ぁあん♪ついに登場安倍清明(* ̄0 ̄*)ノ 陰陽師の末裔の家で起きた不可解な死・自殺?・密室殺人?人か人ざらるものか・・そして式神とは 『とうりゃんせ』の謎解きから始まる平安時代の暗部の証明・・・このあたりのことは843よく知っているんだけど それが式神に繋がるとは・・・やるねぇ高田氏!!でも別のルートから式神を解明している人もいるってことを・・言っちゃおうかな( ̄m ̄〃)ぷぷっ! |
東照宮の怨 | 高田崇史 | 講談社NOVELS |
【00186】2004/01/17 【QEDシリーズ】うぅ〜〜この説は聞いたことあるぞ!高橋克彦も同様な題材で確か・・
残念ながら題を忘れてしまって・・ご存知の方は連絡ください ということで、今回は結界についてでございます。其の鍵は一枚の切り刻まれてしまった『絵』と『かごめ』という言葉 そして、やはり↓↓と同じく大昔の理ごとを守り通そうとする人が・・・ゆがんでいる正義・・どちらがゆがんでるかの問題だけどね(-_-;) |
ベイカー街の問題 | 高田崇史 | 講談社NOVELS |
【00185】2004/01/17 【QEDシリーズ】今度は洋物・・・シャーロキアンって言葉知ってますよね。シャーロックホームズのことに
もの凄く詳しい人たち^^; その人々のパーティーに招待されてしまったタタルと奈々の前にまたもや殺人事件が ま、人が集まれば誹謗・中傷なんかが出てくるわけで・・ただね、HNではやばいでしょ・・ あ〜んちょっと喋りすぎちゃったかな( ̄m ̄〃)ぷぷっ!あとは本を読んでね 「ホームズの物語を書いたのはワトスン博士ですよ」負けちゃうよね((爆)) |
六歌仙の暗号 | 高田崇史 | 講談社NOVELS |
【00184】2004/01/17 【QEDシリーズ】今好きな作家の1人高田氏です。ココから上に続けて4冊アップ!! 桑原崇=くわばらタタル(爆)第2弾!この前は百人一首の呪そして今回は和歌が謎を解く鍵に 七福神のことを調べると命を落とす?呪われた七福神・・・そして和歌の選者の隠された真実とは 『七福神』は『六歌仙』!!ココまで辿り着く過程がo(^-^o)o(^-^)o(o^-^)oもの 平安時代って憧れるけどやっぱ怖いよね(-。-) |